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"樹木"から"材木"へ- 丸太の伐採、製材、そしてシーズニング |
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木材は自然から私たちへの何よりの賜物です。その特性と利用手段の驚くべき多用性は他に類を見ません。
ずっと前からこの素材に対する思いはギター製作への情熱をかき立てました。
私が今こうしてあるのはひとえに木材の品質によるところであり、それは私がドロミーティ山塊の高原の森林で自身で伐採した樹木の質とその製材技術、そして長期間のシーズニングといえます。(例えば響板用の板には少なくとも8〜10年寝かしたものしか用いません)。
私の楽器の音色についても、音の響きについてもその成熟した変化がごく短期間のうちに現れてきたのを何度もそして様々な環境で見てきました。
このことは他の楽器製作者にも私の経験を共有させたいという原動力になり、ヴァイオリンやギターの響板材を切り始めたのです。
木を切りそして製材する過程は私にとって常に新しい試みであります。
最初に申しましたように、たくさんある樹木の中から楽器の製作に適する限られた樹木を見つけ出し切り出すにはよく目を見開いて山を歩き樹木を判別する必要があります。
私は第一に樹木が歪みや節などのイレギュラーがなく健全に成長していて年輪がよく揃っていることに注意していて樹木を選択します。
そしてそれと同様に重要なことに樹木の伐採方法についてもこだわります。
樹木の伐採に一番良い時期は12月最初の数日で、木の損傷を防ぐために丸太はその場で切り出されます。もちろん私自身もその場で作業を行います。
有名なアベーテ・ロッソ(abete rosso、オウシュウトウヒ、スプルースpicea abiesのイタリア語名)、またの名を"音響のアベーテ"は標高の高い森で成長するまさに楽器製作者のための材木なのです。自然が私たちに与えてくれた最高の品質に私は毎度のことながら魅了されています。
私が楽器製作者の方たちに、僕はもうこんなすばらしい材料から離れられないよ、と言うとみなさんは判ってくれるのではないかと思います。
切った丸太が私の工場に届くとすぐに丹念に切り出す場所と寸法を選択して切り出します。そして定期的に監督しながらゆっくり時間をかけて乾燥させます。
これ以上乾燥に手間をかける必要がなくなった時、もう楽器の製作に叶った状態になっています。このとき私は材木に掛けた想いと偉大な自然からの恩恵を手にした感覚で胸がいっぱいになります。 |
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